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2007年10月10日(水)
 

環境・エネルギー対策を背景に、炭素繊維複合材料の技術開発が本格化

 自動車向け炭素繊維複合材料の技術開発が加速している。東レ株式会社は10月9日、名古屋事業場(愛知県名古屋市)を「自動車・航空機」分野向けの中核工場として機能転換を図るべく、約25億円を投資し、自動車向けの技術開発拠点「オートモーティブセンター(AMC)」を設置することを発表した。開業は2008年6月の予定しているという。

 同センターでは、車体軽量化に貢献するために、リサイクル性に優れる熱可塑コンポジットによる外板、外装、準構造体等を中心に技術開発を推進するという。

 炭素繊維複合素材の代表格であるCFRPは、同強度のスチールに対して重さは約半分(アルミと比較して3分の1)で、5倍の引張り強度を有していることから、自動車の衝突安全性向上と、軽量化による燃費改善に最も高い効果を発揮できる先端材料として期待されている。

 これまで、軽量かつ高剛性を求められる少量生産の海外高級スポーツカーなどで基本骨格に採用されていたが、コストが非常に高価になるため、量産車への採用はごく一部の車種に限られていた。

 国内では、トヨタ自動車が「第40回東京モーターショー」にCFRPを車体に採用したコンセプトモデルを出展するなど、量産化に向けた動きが出始めている。

 近年環境・エネルギー対応がますます重要となる中、東レによる同センターの設置は、こうした動きを一層加速するものと考えられる。

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<プレスリリース>東レ、名古屋に自動車向け炭素繊維複合材料等の技術開発拠点「オートモーティブセンター」を設置